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補助輪

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自転車の「補助輪」ってありますね。

子供達の買ったばかりの自転車に最初つける親御さんも多いかと思いますが、あれって実は自転車に乗ってる気持ちにはなれても一向に乗れるようにならないんですよね。

むしろ都会ではかえって転倒しやすく、危険な代物にも思えます。

僕の持論で言うと自転車に乗れるようになるには、「補助輪」はつけないことです。

実際、我が家の子供達は補助輪を使わず、2、3時間河原に連れて行っただけで乗れるようになりました。

全く乗れない子供達にとりあえず両足をつかせて前に進ませていれば、子供ってすごいです。2時間もすればバランスを取れるようになり、すぐに自分でこぎだします。

これが補助輪をつけてると、そうはいきません。いつまでたっても自分でバランスは取ろとはしませんから、乗れるようになるはずありませんね。

自転車に乗るのに、まず大事なことはバランスを取ることで、補助輪をつけていくらハンドルを切ることだけを覚えても自転車に乗れるようにならないんですね。

iPhone用のアプリ「Body」でも同じようなことが言えます。このアプリは説明にも書きましたが、元々は身の回りに目を向けてデザインソースを探すアプリです。

本来はこのアプリを使わなくても自分の目で観察し、探せばいいのですがなかかなそんな視点で常にものを見るなんて難しいですよね。ましてや一般の人では尚更だと思います。

このアプリはあくまでもそんな視点をもつきっかけになればいいと思い作ったので、実際の洋服と直接的に結びつくものではありません。

むしろ場合によってはイメージや表現の幅を狭めてしまう場合もあるかも知れません。

何かの動機付けには補助輪もいいと思うのですが、最終的にやはり補助輪には頼らないことが大切だと思います。

ハッチング

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デッサン等でよく使われる言葉で「ハッチング」と言うものがある。
多くは、比較的方向性が揃った線を重ねる描画方法を指すが、表現方法により多様なバリエーションがある。
特に線材的な性質の強い鉛筆やペン等で描写する時は効果的なことが多い。

油絵やテンペラ画等にも多く見受けられ、銅版画にも多く用いられてきた。これはニードルなどで金属等に傷をつけて作る為に色面や陰影の濃淡を作ろうとするとインクを溝の中に浸透させなければならない関係から、どうしても線を重ねることになってしまうこととも関係しているのだろう。

銅版画には色面や陰影を作るのにはアクアチント等の方法もあるが、表現内容としては方向性が大きく異なる。

また立体的な形状を強く意識する彫刻家等のデッサンにはこのハッチングが多く見受けられ、線の方向性も単なる色の階調を作り出すパターンとしてではなく、形に沿った線の方向性を持っていることが多い。

紙幣に見られる肖像画の図案も版画技術関係しているのは明白だが、現在の紙幣はデジタル技術が使用されている為、紙幣の中のハッチングは技術的な制約ではなく、偽造防止の為に利用されていると考えられる。

「Body」は発見のためのツール

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「Body」は機能的には単純なカメラアプリですが、

自分の考えたイメージをただ洋服の形にする為のアプリではありません。

アイデアを服のイメージにしたいだけなら、このアプリをわざわざ使う必要もなく画像加工ソフトでレタッチしたほうが良いです。

このアプリは、普段の生活の中から手軽に予想しなかったような発見をする為のツールとして作りました。

何事でもそうですが予想したままの形や結果になっても全然面白味がなくありませんか?。

でも適当に手当たり次第に撮影してゆくと

中には

「お、これ、面白いじゃない。」

と、言うような胸ときめくような偶然の結果を生み出してくれるものがあるんですね。

計画するより、まず適当に撮影してみよう。

このアプリは、そんな使い方がオススメです。。

「Body」について

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日常生活の中の風景からはデザインのアイデアとなるイメージを沢山見つけることができます。

しかし、普段からそんな造形的な視点で周りをを見ることはなかなか難しいのが現実です。

画家が風景を切り取るように、スケッチするように「Body」のフレームを通してそれらを撮影、収集することで、服のデザインのイメージソースを生活の中から気軽に集めてみようと言う発想から作りました。

ボタン音の秘密

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かなり久しぶりの更新です。
最近、iPhone用のアプリを作ってたのですが、最後になって

ボタン音をどうしようか、、

と言うことになり、僕は普段音は消しているのでボタン音はどうでも良かったのですが一応何か入れようかなと、、。

うーーん、困った。
口でプルプル言ってみたり、この際だからおならの音でもいいかなとパソコンにお尻を近づけてみたりしたのですが、結局アプリの画面がメタルぽいので金属音にすることに。

さて、金属音と言ってもどうするべきか、、。

とりあえず台所に行って音の出そうなものを持って来る。適当に目についたものを選んだらこの二つになってしまっただけで、深い意味はありません。

チン、とかカン、とかカチカチと適当に音を出して録音。

なんだか安っぽい気持ち悪い音になってしまったが、捉えようによってはオリジナルな感じでいいかも知れない。こんな気持ち悪くて安っぽいボタン音はめったにないだろうし。

と、これに決定。

でも不思議と気持ち悪い音ってつい聞きたくなるみたいで、むしろ音を出すようになりました。

まさかこんなもので音を作ってたなんて普通は思わないでしょうね。笑

口紅

口紅や化粧品で絵を描くことは特に珍しいことではない。

化粧品に使われている油と水を溶け込ませる「乳化」技術は絵画技法においても参考になるし、役に立つものだ。

絵画にあえて化粧品を使う意味は、その独特の透明度や光沢などに魅力を感じるなど様々だろが、このNatalie Irishと言う人の場合は唇でキスをして絵を描く。

だから口紅と言う素材の選択はいたって自然だ。

それにしても絵を一枚描きあげる度に唇が肥大しそうである。

ちなみに、これが野郎がやってたら気持ち悪いだけに感じてしまうのは偏見だろうか。

動画
↓↓↓

手で考える2

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前に投稿した記事の解答です。

切り込みは3カ所です。切り込みにそって紙をひねってみましょう。

実際にやってみると簡単なことなんですが、見ただけではわからない事って多いですよね。

アクアマテリアル


水でできたプラスチックのような新素材。

その98%程度が水でできていると言うからまるで生物細胞みたいでもある。

硬さはこんにゃくの500倍のシリコンゴム程度。 切っても一分以内に付けることで自己接着が可能と言う。

この種のハイドロゲル(Hydrogel)は今迄も様々開発されてきたが、もろくて不透明なものだったり生成に手間がかかったり強度や自己修復性に問題があったようだ。

この「アクアマテリアル」と名付けられたゲルは、水に化粧品等の吸着剤に使う市販の粘土鉱物を入れ、紙おむつの吸湿剤の「ポリアクリル酸ソーダ」を添加した上で医療用の高分子有機物を改良した「G3バインダー」と言う物質を加えることで、即座に透明な「アクアマテリアル」が作れると言う。

成分の大半が水で粘土は2%弱、新開発の化合物は0.2%以下で、グミのような手触りがある。

粘土を増やすとでさらに硬くするこても可能で 約100度まで耐熱性があると言う。

医療現場や建材など様々な分野での応用利用が想定されているが、水が主成分な為に限りなく環境負担が少ないとされる新素材だ。

また構成する高分子化合物は、人体から容易に排出され生物学的に分解でき、粘土は天然からの安全な物質として化粧品などに広く用いられている。

しかし空気中に放置すると水分が蒸発し、2週間で3%ほど軽くなる為にポリマー溶液等で表面をコーティングすることも考えられている。

また現在のアクアマテリアルは、廃業後に自然分解されるように意図的に酸やアルカリで分解するように作られている。

水の腐敗などによる破壊等は起きないのか耐久性に関して気になるところである。

GEORGIA×GREEN

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GEORGIA×GREEN 和~スタイル(宇治抹茶入りコーヒー)。

今日で2回目。

以前飲んだ時の味がどうしても思い出せず、、、。

気の迷いでついボタンに指が、、。

パッケージから、中身も緑色を期待したが、予想どうり普通のコーヒー色。

最近は以前になかったようなお茶ブームで、炭酸入りのお茶とかいろいろ出ている。

まだ炭酸系のお茶は未体験。

さて、このGEORGIA、、。

僕にはやはり微妙〜な味。

ただ、微妙な味とパッケージにつられてまたボタンを押してしまう可能性はある。。

ちなみに知人の反応は

「めちゃ美味しいよね!」

だった。

人それぞれである。

アイライト

前回は、光を通す木材だったが、今回も光を透過させる「i.light」と言うセメント素材について。

前回のアクアウッド同様に、セメント自体が光を通すのではなく、表明に開いた小さな穴によって光が通る仕組みだが、セメントブロックの強度は通常のものと変わらないとのこと。

企業秘密の特殊な樹脂を配合して製造されたもので、遠くから一定の角度で見た場合は通常のコンクリートと全く変わらず、日当たりが強い時は濾過するメッシュの働きもするらしい。

実際に上海万博ではイタリアパビリオンに使用され、現在特許申請中。

同様に光を通すものがドイツでも開発されているが、こちらはセメント内に光ファイバーを埋め込むと言うもので、コスト的にはイタルセメンティ社の方が低コストだ。

ふと思ったが、光を通す穴が空いてると言うことは風通しもいいのだろうか。

夏場はいいが、冬場はきつそうな新素材だ。

さらに臭いも通すとなると、トイレの外壁には使えない。

その場合はドイツ型に軍配が上がる気がする。

て、ことをつい考えてしまう僕の頭にも穴が空いてるのかも知れない。

関連記事(英文)
↓↓↓
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-1344383/Transparent-light-cement-lets-light-flood-room.html


Italcementi Group(開発元)
↓↓↓
http://www.italcementigroup.com/