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緑と赤

信号機にも使われてる「緑」と「赤」。

その意味は言うまでもないが、船の右舷、左舷にも同じようにこの2色のライトが使われている。

右舷が「緑」で左舷に「赤」で、船の進行方向から見るとちょうど信号機と同じ位置になり、夜間その船がどっちに向かってるか確認できる。

同様のものが航空機の翼にもついてる。

我が家の照明のスイッチはオフの時は「緑」でオンにすると「赤」になる。

しかしテレビのランプはオフの状態が「赤」でオンで「緑」に変わる。

テレビに接続しているデジタルチューナーも同様だ。

確かにテレビやチューナーも消えていても本体電源は入っている状態なので間違いではないかも知れないが、照明機器と逆なので、やや戸惑うことがある。

ちなみに車内清算型のグリーン車の座席もタッチすると「緑」から「赤」になる。

これも考え方によっては逆のような気もするが、トイレと同じ考え方をすれば分からないでもない。
多分、いろんな配慮からこうなってるのだろうが「赤」と「緑」の使われ方は不思議である。

食欲をそそる色

以前は決まって色彩関係の本を開けば「食欲を感じる色は暖色系の色である」との断定的な記述がよく見られた。

「傾向がある」なら納得できても、断定的な表現にはいささか違和感を覚えた記憶がある。

人の色に対する意識は国や環境、時代によって変化するものだ。

また科学的な裏付けがあたとしても、色に関するイメージや人体反応は先入観や感情等にも大きく左右される。

最近、ある食品メーカーが実施した調査によると、「最も食欲をそそる色」として1位となったのが「緑」で400人中168人がこの色を選んだのだという。「緑」は新鮮な野菜を連想する、と大人気なのだそうで近年の日本人のヘルシー指向を感じさせると言うものがあるらしい。

また、2010/5/30(日)中日新聞の「おうちの科学」内田麻理香さんの記事では
「食品・栄養学の研究で知られる川染節江氏が日本人と米国人に色見本を見せて、食の好み(食欲が増すか否か)を調査した結果、色による好みの違いは万国共通ではなく、日本人は青い色を見ると食欲が減退する傾向があるのに、多くの米国人にはむしろ食欲が増す色である、だそうです。」

とアメリカにおける意外な食欲に関する色の概念を紹介している。

その信憑性はともかく、変動するだろう食欲に対して色の概念を環境や時代背景を考慮せずに「この色はこうだ」と決めつけてしまうことは新興宗教や洗脳教育並に胡散臭い感じを受ける。

もしかしたら、僕達は色の集団催眠にかかっているのかも知れない。

僕は明快な根拠もなく断言するような内容の本を僕は「洗脳本」と呼んでいる。

確かに「〜のようだ」や「〜の傾向がある」等の曖昧な記述よりも断定したほうが明快で一般受けはいい。

そんな本を手に取る人は分かりやすい結果を求めているので当然なのだが反面、洗脳されてしまう確率も高くなる。

占い本を執筆するには役に立つ知識が満載だったりするが、柔軟に検証することも必要ではないだろうか。

やきそばの色

やきそばと言えば、ソース色。

でも紫キャベツを使って料理すると、青い焼きそばになるらしい。これは紫キャベツに含まれる「アントシアン」が麺に含まれる「かんすい」と反応してアルカリ性になるこかららしい。
そして青くなった麺に、今度はレモン汁か酢を垂らせば、酸性になり赤くなると言う。

早速実験。ソースを入れると色が変化してしまうので塩味のやきそばで。

まず紫キャベツに水を少々加えて煮汁を出す。この煮汁が大切。そこに焼きそばの麺を入れると、、
すぐにに青くなりました。体に悪そうな感じの発色です。

ファイル 98-1.jpg

青い麺を取り分けて、残りに今度はレモン汁を振り掛けると、予定通りに赤くなりました。

ファイル 98-2.jpg

これに紫キャベツの入っていない塩焼きそばを加えたら信号機焼きそばができるのですが、今回は残りをうっかりソース焼きそばそばにしてしまいました。

ちなみに味は、、、。ちょっとり工夫しないと塩味や、レモン味の焼きそばはまずいです。

ファイル 98-3.jpg

結局ソースをかけて食べました。

茶色の看板

茶色のセブンイレブンの看板
茶色のセブンイレブンの看板 posted by (C)kishir

普通、青だったり赤がったりするコンビニやファミレスの看板が茶色の場所がある。

那須街道沿いのセブンイレブンやファミリーマート、ガスト等の看板は茶色である。

これは那須街道が国が指定する自然公園区域の為に、規制されている為とのこと。

広告物は周囲の景観と著しく不調和にならないよう「こげ茶色、文字は原色を避け原則として白色又は黒色」という決まりになっているらしい。

ようこそ茶色の世界へ。

その他の看板が見れます。↓↓↓
http://soleil33.blog2.fc2.com/blog-entry-456.html

卵の色

卵の殻の色は鳥の種類で異なる。中には少し不気味だが青白い殻の卵もある。

一般的には殻が茶色の方が栄養が高く感じたりするが、関係ないと言う。

青白い殻の卵も期待とは違い、中は普通の色である。

ただし、卵黄の色は飼料の影響を受けやすく、通常のトウモロコシなどを飼料とした場合は黄色だが、他の色のついた飼料を食べさせるとその色になるようだ。

殻の色と同じく、暖色を帯びた方が栄養価が高く感じるため、消費者のニーズに合わせて赤いパプリカや唐辛子等を飼料に混ぜて赤みを持たせたりの色調整をしているものが多いと言う。

飼料にトウモロコシではなく米を使ってるところもあり、その場合は黄身は白くなる。ただし実際リピーターの獲得はなかなか難しいようだ。

白い「米たまご」
↓↓↓
http://www.scienceplus2ch.com/archives/3544936.html

またインドでは多くの卵の卵黄が白いと言う。これも餌の関係のようだが、目玉焼きにしてもすべて卵白に見えてしまうものらしい。

黒い卵の画像(飼料による色調整はしていない自然卵養鶏関係のページです。)
↓↓↓
http://coke2.blog38.fc2.com/blog-entry-164.html

以前、テレビで毎日違う色の飼料を鶏に食べさせてレインボー卵なるものを作る実験をやってたようだが、できた卵を茹でて半分に着ると虹色に分かれた黄身のものが本当にできるそうである。

これは卵黄が地層のような構造で形成される為に色が混ざることなくできるようだ。

天然の着色料も決して安全ではないので、安全面や消費者の反応次第でいろいろな色の卵黄のものが市場でヒットしたら

「今日は青い目玉焼きね、明日はレインボー卵にする?」

なんてこてが普通になる時代が来るかも知れない。

色の概念も時代や国で様々である。

色の質感

色にはマチエールとかテクスチャーと言われる物質の表面の凹凸に起因するものではなく、色の印象としての質感があります。

ものの質感は形のシルエットや光の反射でできる陰影などが大きく影響しますが、全く同じ物質であっても色によって違った質感の印象を受けたりすることがあります。

一般的に明るい色や暖色は柔らかいイメージ。暗い色や寒色は硬いイメージを受けがちです。

また金、銀は金属的なイメージから硬い印象を受けがちです。

ちなみに、読んで頂いて今更こういうことを言うの何ですが、そう聞いて納得してしまってる人は要注意です。

先入観でものを見てたら、ろくなことないですよ。

鉄則は何事も自分で確かめよう!です。

光を吸収する色

色の中で光を一番吸収するのは「黒」です。

ほとんどの光を反射する「白」とは正反対の性質を持っています。

吸収された光は熱エネルギーに変わります。要するに「白」より「黒」の方が熱を持ち易くなります。

よく日傘は白と黒のどちらの色がいいのかと言われますが、最近は新素材のものもあり色の要素だけでは判断は難しくなっています。

「白の反射」と「黒の吸収」と言う光を遮断する性質は違うものの、どちらも一定の紫外線を遮る効果はあります。

ただ同質の生地の場合は白い方が光を通し易いですね。

見た目を考えるなら、涼しさを感じるのは「白」です。

ただ盲点になりがちなのが、上からの光ではなくて、反射光、つまり照り返しの光です。

これが想像以上に影響があり、白い傘で光を反射させても内側も白いと照り返しの光が顔面を直撃する形になります。

そう考えると、照り返しの光も吸収してくれる黒い日傘の方が優れている気もしますね。

結論として見た目の涼しさもと言うならデザイン性はさておき表が「白」裏が「黒」と言うことになるのでしょうか。

ただ熱はこもりやすそうです。なかなか難しいですね。

最近は完全遮光のシルバーの日傘もあります。ただ裏地もシルバーだと上記の問題で考えものです。

ちなみにUV加工は大抵は数年で効果がなくなるので注意が必要です。

色の概念

国や地域によって色の概念は異なります。

例えば日本では虹を七色と表現しますが五色とか三色で表現する国もあるようです。

日本では「青」と「緑」の区別は曖昧で同一に扱われたりする場合が多くあります。

「目に青葉」とか「青々とした葉」や「青野菜」などのように現在では緑色と捉えられるものも「青」と言い表されることがあります。

信号機の青もどちらかと言えば「緑」ですね。

これはもともと道路法規上は「緑信号」となっていたようですが、一般的に「青信号」と表現が広まった為に現在は修正されました。

他にも色の認識率や発光システムなどの問題もあるのでしょうが、色のの概念も様々です。

色のセンサー

人間の目は「赤、青、緑」の3種類のセンサーで色を感じていると言われます。

いわゆる、絵の具等と違い、3つの光を合わせると白色光になる「光の三原色」と言われるものですが、テレビなどのモニターなども人間のセンサーの仕組みを基に作られているそうです。

ですからテレビ等の液晶画面人間が見えない領域の波長の光を出す機能はありません。

しかし、カラス等は紫外線域までを感じることのできるセンサーを持っていると聞きます。

半透明なごみ袋の上から生の肉を見分ける能力はその紫外線を感じられるセンサーがあるからなのですが

当然相対的なカラーバランスは人間とは全く違うものになっていると考えられます。

またミツバチも紫外線で蜜のありかを認識していると聞きます。

人にも通常より幅の広い波長を感じることのできるセンサーの持ち主がいると聞きますが、その場合は他の人やテレビの画面等とは違うカラーバランスで感じているのではないでしょうか。

色とは何か?

誤解を承知で簡単に説明するならば、光が物体に当たるとその一部は吸収され、残りが反射されます。この反射された光の部分が人間の目に入り、「色」として認識されるのですが反射される光の波長の領域や量によって感じる色が変わってきます。

ほとんど光が吸収されなければ、反射された光が目から脳に届き、「白」に感じます。

林檎が赤く見えるのは「赤」く感じる領域以外の光が林檎に吸収されてしまうからです。

また物体に光が反射せずに完全に透過すれば「透明」に感じ、人間の目ではその存在を視覚的に感じることができなくなります。

そのために綺麗に拭かれたガラスドア等に衝突してしまったりすることが起きたりしないように、透明な自動ドア等には衝突防止の為のシール等が張ってあったりしますね。

色は反射されてくる光の波長や量を基に人間の脳が「色」と言う概念に置き換えてえているのです。つまり目はその為のセンサーに過ぎません。

もし、脳の判断基準が違えば色はまた違うように見えるでしょうし、恐らくすべてのセンサーが同じような性能を持っているとも考えづらいですね。

つまり絵の具やペンキは「光の吸収率や反射率を変える溶剤」みたいなものだとも言えます。

そう考えると、絵を描くこともなんだか理科の実験みたいな気分になってしまうのですが。

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